衣装箱開発秘話
一.開発のきっかけ
去る初夏の日に、みんなで倉庫整理中〜 額を汗で輝かせながらキレイに掃除してました。
倉庫の奥からは むかーーし作ったであろう桐箱や何か?の備品、大量の段ボールなどなど、たくさん出てきました。
そんな中 いちばん大変だったのが 昔の衣装箱専用の段ボール!
これが数も多いし、段ボール自体が大きくて重い!引っ張り上げて持ち上げてに一苦労・・・
衣装箱専用だから、使い道ないし・・・捨てるのもなあ〜と思っていた時に誰かが呟きました。
「段ボールだけでこんなに重かったら、着物入れてる衣装箱とかめっちゃ重いやん!女性やったら大変じゃない?」
そのときは、暑さと疲れで「そうだね〜」だけでみんな済ませてました。
それから数日後・・・「孫の七五三の着物とか赤ちゃんのおくるみやお宮参りの産着を入れたいんですけど・・もっと軽くて
高さが低めの衣装箱ってありませんか?」というお問い合わせが。
そのときは、衣装箱は既製品で作ってないことだけお伝えし、別注で桐箱をご注文頂けました。
衣装箱って、着物のイメージだけでたくさん収納力があって、豪華絢爛な桐箱が理想では!?という先入観でしたがこの時の
お問い合わせから、衣装箱ってシンプルな物でもいいんだ・・着物だけじゃなくても子供とか孫とかの行事の時にきた衣装に
も需要あるのか!ハッとさせられました。
これが一つめの「きっかけ」。
そして、もう一つ。増田桐箱店の会社から車で5分のところに「着物のプロ」がいたこと!
衣装箱のことばかりでなくまずは「着物」について知ろう!と思ったときに着物の管理や時代背景についてネットでは知りえ
ない様々の情報をおしえていただけました!
お名前は「一級染色補正 翔」の森本さん。
着物のシミや汚れを修正し、色直しをしてくれます。(色抜きではありません!色直しです!)
森本さんなしでは、この衣装箱の完成はなかったと言っても過言ではありません・・・