衣装箱開発秘話
三 いざ、試作開発!そして完成! 新たな気づきも!?
次はいよいよ、衣装箱の開発です。
森本さんと話し合って、改善すべき点はつぎのポイント!
〇着物を数着入れても持ち運びしやすい重さなのか?
〇通気性をよくできるか?
〇配送時に段ボールに入れても定型サイズ内でおさまるか?
これまで作ってきた様々な桐箱の技術tを活かし、従来の衣装箱に捉われない 新しい衣装箱を完成させるべく
あれこれ試行錯誤して、サンプルができたら、森本さんに見てもらって、使ってもらってプロからのフィードバックをも
らう。
そして、また改良する。といった工程を踏まえ・・・数カ月にわたって ついに完成しました!
実はこの開発中の間に、新たなお客様より衣装箱のお問い合わせがありました。
その方は遠くに住むお孫さんのための七五三の着物などを衣装箱に入れて送りたいのだそう。
来社されたときに、現在お使いになられている衣装箱を持って来られていたのですが、実はこの衣装箱
約30年前に増田桐箱店で購入されたものだということ!
この時は、その衣装箱に合わせてオーダーメイドで衣装箱をお作りし、後日、ご自宅にお邪魔させていただき衣装箱を
見せてもらいました。
それがこちらです。
このお客様のように、衣装箱に入れた状態で子供さんやお孫さんへ衣装を送るということも、ひとつのニーズとしてあるのではないかと考え、通常の配送で送れるサイズに収めよう!ということで段ボールに入れても3辺合計「160cm」以内で作れるよう重視しました。
・・・いろんなポイントを踏まえて、ついに完成した 令和版 衣装箱がこちら!
スマホ(15センチ程度)より低い!コンパクト!
女性でもラクラク手が届きます。(社員家族 身長158cm)
子供でも軽々、持てちゃうくらいの軽さ!(社員家族 身長130cm)
今までにない衣装箱が完成しました!
このコラムも次回で最後です。
最後まで読んで頂けますと嬉しいです。どうぞ、お付き合いくださいませ。